トレたま/前かがみで走るロボットACHIRES
1月4日放送のワールドビジネスサテライトのトレたまで、前かがみで走るロボットACHIRESが紹介されていました。
東京大学の石川正俊教授という方が開発しているこのロボットは、前傾姿勢で倒れそうなのに倒れず走るロボットなんです。
普通のロボットは安定した姿勢で歩かせたり走らせたりするのが普通なんだそうです。記憶にあるロボットを思い出してみたら、確かにASIMOなんかはまさに直立姿勢で動いていますよね。
でも、この不安定な姿勢で走らせることのメリットってなんなんでしょうか?
不安定な状態でも安定させる技術にあるそうです。
その仕組みは
危ない姿勢になっているということをロボットが認識する必要があって、そのために高速カメラを使っているそうです。
そのカメラは1秒間に600枚の絵を撮っていて、危ない姿勢になっていることをすぐに認識することが可能となっています。
認識して危ない姿勢になっているので、足を出すようにロボットに伝えているそうです。
すばやく認識して、先回りして正常な動きにさせるというための研究なんだそうです。
この技術を応用すると、例えば工場などでロボットの誤作動などを事前に察知して制御することが可能になるそうです。
人間よりも早い認識能力と素早い動きで先回りして、制御してくれるこのロボットACHIRESは、発売も価格も未定だそう。いやー、技術の進歩ってすごいですね。